fc2ブログ

自然を愛する日記ブログ

地球に広がる自然を愛し、風景の美を追求しながら、文化についても考えます。

その名前の如く「素簾」に見えた素簾の滝 

下の写真は素簾の滝がある断崖に最も近づいて滝を撮影したものですが、私はこの断崖に最接近した場所から滝を見て、初めてその名前に納得することになりました。
つまり、「素簾」とは「すだれ」であることは分かりましたが、遠くから見るこの滝は確かにすだれのように細い滝が密に並んではいるものの、遠くからでは縦の長さがあまり感じられないためすだれのようには見えず、「すだれ」をこの滝の名前としていることには多少なりとも違和感がありました。
しかし、崖の下の遠くから滝を見上げるのではなく、滝がある断崖の直ぐそばに立って滝を見ると、その細い滝が上から下まで横一線に連なる様子は正に「すだれ」そのものでした。
特にスローシャッターで撮影した写真を見ると、滝は完璧に「すだれ」になっていましたが、もしかすると「素簾の滝」とネーミングした人はこの滝をスローシャッターのような視覚で捉えてそのようにネーミングしたのかもしれません。
因みにこの滝について記事を書くことになって初めて分かったのですが、「素簾」の「素」というのは「染めていない絹などの意味をもつ漢字」とのことです。ネットのあるサイトにはそのように書いてありました。
ただ、「素簾」という文字はネットで検索しても「素簾の滝」以外には全く使われておらず、「素簾」はこの滝に名前を付けるためにつくられた造語である可能性が高いです。
下の写真のように断崖の近くからスローシャッターで撮影したこの滝の写真を見れば、確かにこの滝は「白い絹で出来た簾のような滝」と名付けたくなるのかもしれませんが、遠くから普通に見たのではなかなか「素簾」という造語まで使ってネーミングしようとは思いません。
そう考えると、「素簾の滝」というネーミングはカメラが発達した後の時代になされた可能性が極めて高いです。
勿論それは私の推測に過ぎませんが、今回初めて素簾の滝を近くからスローシャッターで撮影してみて、正直そう思いました。



断崖左側の素簾の滝`21②



断崖左側の素簾の滝`21③



断崖左側の素簾の滝`21④




にほんブログ村
スポンサーサイト



Comment

Add your comment

Designed by Akira.

Copyright © 自然を愛する日記ブログ All Rights Reserved.